2026-2027年度から、ハノイ市の小学1年生から高校3年生までの全生徒が、年間最低12コマのAI教育を受けることになる。新たな科目は設けず、現行のカリキュラムも変更せず、定期テストも実施せず、別途の採点も行わない。とても穏やかに聞こえる:AIが教室に導入されるが、それによって追加のプレッシャーが生じるようには思えない。ただ、一つだけ少し難しい疑問がある。生徒たちがまだアルファベットに慣れ親しんでいる段階で、人工知能に親しむ準備ができているのだろうか?

計画によれば、生徒たちは「人間中心の考え方」や「AI倫理」から、技術、応用、そしてAIシステムの設計に至るまでを学ぶことになる。AIが人々の学び方や働き方を変えつつある今、このアイデアは進歩的だと言える。しかし、年間12コマという授業時間では、真の能力を養うには十分なのか、それとも単に「AIはとても重要だ」と生徒に認識させるだけにとどまるのだろうか。形だけ数コマを追加するような形で導入した場合、最大のリスクは、生徒がAIを知らないことではなく、表面的な理解にとどまってしまうことにある。
注目すべきは、各学校がAIの利用ルールを策定しなければならないという点だ。これこそが議論すべき核心である。生徒がAIにほぼあらゆることを尋ねられる時代において、教育は単にツールの使い方を教えるだけでなく、検証方法、自立した思考、そして自分の成果に対する責任の取り方を教えなければならない。ハノイ市は小学1年生から学校教育にAIを導入しており、これは注目すべき一歩である。しかし、成功は「生徒100%」という数字にあるのではなく、そうした授業を経て、生徒がAIを活用することで本当に賢くなったのか、それとも単に…AIを使って課題を早く終わらせるだけなのか、という点にある。










